2018年6月7日木曜日

東大医者夫の勉強法。大学への数学Vol.2

前回「大学への数学Vol.1」の続きとなります。
初めての方は、そちらを先に読まれて下さい。


【私大の雄 早稲田大学入試に数学必須へ】

2018年6月8日の驚きのニュースでした。
ぜひ前記事「早大に数学必修は、東大のオコボレ狙い」をご参照下さい。

【前回のまとめ:数学攻略の要】

「習う」ことが必要な時期は、主に3つあります。基本から標準、応用の全部を予備校講座に委ねると、莫大な授業料になりますし、Inputに時間取られては、合格は遠のきます。

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①初学時:教科書の導入、公式理解を徹底するとき。
②標準問題の一部:皆が陥る定番問題、青チャートの重要例題など、独学での理解に補助が必要なとき。
③標準問題の重層化:パターン問題が複雑に重なるとき。


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「予備校いらず、東大医者夫母校やラ・サール」、
「受験の全て鉄緑会に、開成・筑駒」

この2群をMixした最高の勉強法を本ブログで考えます



【数学攻略の要:標準問題の攻略】

教科書で基本問題を習熟したら、センター試験で90%以上は確実に取れますし、地方国立大学にも十分合格できます。

攻略が難しいのは、偏差値55~70(旧帝国大~東大・国立医学部)となります。予備校利用に関しては、過去記事(スタディサプリvs駿台・河合・東進Vol.1を参照。導入はスタディサプリ高1・2年数学スタンダード講座が役立つと思います。
エビングハウスの忘却曲線をふまえ、①当日寝る前に軽く見直し、②翌日に10分、③7日後に5分、④30日後に5分、⑤60日後に5分、このパターンを導入できると完璧です。
自分で教科書に載っている公式まで再現できることが一番大切です。


【偏差値55~70(東大・国立医学部)の勉強法】

王道は、3ルートあります。
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①黄色チャート+1対1の数学+スタンダード演習←独学
②これでわかる問題集+青チャート←大勢の受験生に推奨
③Focus Gold←進学校の新定番
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です。


①黄色チャート+1対1の数学演習←独学

東大医者夫はこのルートを用いました。「黄色チャート」は青チャートより少し簡単な問題集となります。最大のメリットは教科書レベルの問題が必要十分に載っていることです。東大文系であれば、黄色チャートだけでも十分です。問題数が多いので、例題と重要例題に絞り、反復しましょう。

エビングハウス曲線を最大限利用すべきところで、3~7周しべきです。ラ・サール高校は黄色チャートを少なくとも7周します。週テストで確認しますが、問題をみた瞬間に解かないと制限時間内に終わらないテストで、基本問題は暗記するよう推奨しています。




その後は定番の「1対1の数学」を解けば、東大理1・理2や国立大医学部に合格するInputが終わります。

高1のうちに数学1A2Bを終わらせて、高2で数学3に入れると、東大医学部への挑戦権を得ます。
下の演習問題が難しければ、高1・2のうちは、上の例題のみでも大丈夫です。
高3になったら、下の演習問題も解きましょう。これが実際の東大に求められるレベルです。




ただし、チャートや1対1はInput勉強であることを忘れてはいけません。Outputには「スタンダード演習1A2B」と「スタンダード演習3」をお勧めします。毎年同じ内容なので、最新版を待つ必要はありません。(*InputとOutputに関しては記事「スタディサプリvs予備校Vol.4」参照)






②これでわかる問題集+青チャート←推奨

青チャートだけでは教科書レベルの基本問題の演習量が不足します。レベルAの補充のため「これでわかる問題集」を推奨しますが、これは必須ではありません。現役生であれば、学校配布教材でも構いません。




そして、本丸「青チャート」です。これさえ攻略歴れば、東大入試も全く問題ありません。黄色チャートと同じく、例題と重要例題に絞り、反復学習しましょう。



なんと、青チャートは、数研出版サイトで解説動画の有料販売を始めました。現在は1A2Bまでのみ販売中ですが、数学3も2018年度中には収録されると思います。

スタディサプリス潰しです。青チャート一冊で東大まで届き、受験生が間違い易い問題や、独学では理解困難な重要例題の解説動画が売り出されています。

青チャートを終えれば、レベルが重複する「1対1の数学」を追加する必要はありません。ただし、青チャートもInput勉強に過ぎないため、Outpu問題集であるスタンダード演習1A2B」と「スタンダード演習3」へ進んで下さい。「1対1の数学」の下の演習問題と、「スタンダード演習」は同レベルの問題です。



③Focu Gold←進学校の新定番

内容はAll In One。これでわかる+これでわかる問題集+青チャート+スタンダード演習、これら全ての内容を1冊にまとめたような問題集で、進学校を中心に人気急上昇中です。
さらに解説動画も有料配信を開始し、もはや無敵状態です。

ただ、分厚い数学辞典であり、独学での取扱いが難しいです。
レベル別の薄い問題集を繰り返すと「達成感」が得られ、モチベーションが上がります。また、どの問題集を解いているかで、今の偏差値を概測できます。
Focus Goldを持っていると、初学者なのか東大レベルなのか、区別がつきません。
ちなみに「新数学演習」や「解法の探求」を持っていると、理3受験生と瞬時に分かります。



東大医者夫は推奨していませんが、問い合わせが多いので、ご紹介はしました。下記リンクで最新第4版で購入できますが、人気図書のため定価での販売は品切れ中であることが多いようです。
その際は、啓林館のWebShopからご購入下さい。誤って旧第3版を購入しないよう気をつけて下さい。





数学の問題集は苦痛ですよね。でも東京出版の「1対1」や「スタンダード演習」は、数学の面白さを教えてくれる唯一無二の問題集です。

受験数学を楽しみたい方、コース②をお勧めします。

青チャートにせよ、Focus Goldにせよ、最強のInput教材として有料解説動画の配信が始まりました。数学に関しては、導入編を除き、スタディサプリの数学講座の出番はありません。上手く扱えば、レベルC(前回「大学への数学Vol.1」を参照)を除き、予備校の数学授業は不要とも言えます。

ただし、注意が必要です。学校の授業同様、Inputを中心とした勉強法であり、全てのパターンに同量の比重をおいています。河合塾のように「頻出問題を厳選して、効率の良い勉強」でもなく、駿台のように「汎用性の高い厳選問題で、学問の本質を学ぶ」わけでもありません。


【出すぎた杭は打たれない】

膨大な分量をどうやって年間・月単位で振り分けるか、周囲に管理してくれる第三者はいますか?
教育には対価があります(教育の対価に関しては、記事「公文値上げにアンチは高笑う」を参照)。
精神的にも発展途上である高校生であれば、独学で無理せずに、予備校利用を考えることも太い選択肢として忘れないで下さい。

東大医者夫の王道英単語帳

【本ブログの紹介】 中学受験と大学受験の王道に関し紹介 していきます。 トンビママの子供たちは家庭学習を通しての中学受験ですので、王道ではありません。夫も独学で開成中を軽くのりこえましたので、その記録です。(詳細は「 自己紹介 」を参照) 諸都合でしばらく更新中断します...