2018年6月17日日曜日

東大・医学部へ、中学受験vs高校受験Vo.2

前回記事「東大・医学部へ、中学受験vs高校受験Vo.1」に引き続き、Vol.2後半となります

②《思春期》から斬る

a.中学受験組の《思春期》


小学生時代の遊び体験を代償に勉強に専念し、中学受験を迎えます。中学生になったら、大なり小なり反動がくると思います。働きアリのルール」はご存知ですか?



よく働くアリを集めると、1/3はさらに働き、1/3はほどほどに働き、1/3は働くことを辞める進学校の生徒にも「働きアリ」のルールは当てはまり、1/3は勉強をやめてしまいます。その層は、どこの大学に行ったかも、どんな仕事をしているかも分からない。中高の同窓会にも出てこない、行方知れずとなります。



もちろん、この「働きアリのルール」は、東大生にも当てはまり、上位1/3がよく学び、社会的に評価の高い職につきます。そして、社会人になっても再々度「働きアリのルール」が当てはまるのです。



どこぞのママが言います。「うちは反抗期がありませんでした。」

怖いですね、ママの鈍感力。首をバッサリと切られて頭だけ残った状態だと、いくら胴体を突かれても痛さを感じなくなっている鈍感力


思春期に、自己を含む家族を一旦否定し、ありのままの自己を見つめ直すことで、子供は羽ばたくために必要な力が何か、羽ばたく方向を知ります。「反抗期がない」つまり、親の意図する範囲でしか思考できない過渡期を過ごした子供は、どうなるのでしょう。



医者の世界であっても、御意軍団が残るのは伝統に固執する大学病院系列のみで、人気研修病院は、エビデンス武装された正統派治療を縦に筋の通った診療を貫く軍団です。

東大卒業の医者は、現場で使えない」、医療現場では常識ですが、反抗期のなかった層と、正の相関があるのかもしれません。

働くアリになれなかった2/3の生徒は、どうなるのでしょう。親が勉強を勧めても反抗する時期ですし、中学合格と共に鉄緑会に入れてしまえば楽ですが、中学受験疲れから一旦は学校のみに集中させて上げたいのが親心。

ここで落ちこぼれた生徒は、中学の最初の2年間での速習について行けず、中学校の学習内容が疎かなまま、中学3年から高校の学習内容へと入ります

中2病にかかり、土台が出来ていない状態では、高校の学習について行けず、むしろ高校受験組に抜かされていく生徒が少なくないのは残念です。



B.高校受験の《思春期》


小学生のうちに家庭学習の土台・スタンスが固まっていれば、中学受験の疲れもありませんから、中学生から予習・授業・復習のサイクルに乗ってしまえば楽です。まずは本棚を整え、勉強自体が面白いと感じてもらえる環境づくりが大切です。(詳細は「東大医者夫の本棚-小学生編」を参照)。

ただ、親からの勉強指示には反発しますし、遊びを含め周囲の環境に流されてやすいのも実状です。英語は、東大医者夫の考える「英語勉強法の王道」で勉強させました。
大学受験の合否の半分を分ける数学も「東大医者夫の大学への数学」をにある程度は参考にしてもらっています。

うちはリビングに学習机を置いているので、子供が成長した今も、ある程度は親が遠くからアドバイスできます。(詳細は「東大医者夫のリビング学習」を参照)。

トンビママは、学習スタイルが定着し基礎学力がついていれば、公立校選択で良いと思っています。小学生は遊ぶべきだけど、中学生はもっと遊ぶべき。知識も経験も増え、体力もつき、学びたいことも運動も多様化してきます。

小学生のうちに学習の土台さえ知っていれば、「後は本人を信じる」ことで、反抗期の中にも信頼関係が築けます
勉強しないといけないのは中学3年生の1学期から。部活の引退時期にもよりますが、出来れば1学期のうちに1年間分の先取り学習が望まれます。

中学3年1学期のうちに塾やスタディサプリを使うとよいでしょう。(詳細は「スタディサプリvs予備校Vol.1」参照)。夏季休暇に中学1・2年分の復習をし、2学期からは総合演習です。高校受験という節目を目指し、中学の内容を総復習し演習を積む機会は、中学受験組にはない機会です。
中学校の学習内容を固めた子供の方が、高校でもよく伸びます。

さすがにこの時期は、大手塾に委ねてしまうのが得策です。親の勧める勉強法より、関東であれば高校受験で実績抜群の早稲田アカデミーがお薦めです。

定期的に模試を受ける必要があります。塾固有の試験に加え、VもぎWもぎも積極的に受けましょう。試験に知識を固定化してくれます。

高校選択に関しては、ある程度大学進学実績があるところが望まれます。勉強内容に関しては、実際には大学検定コースでも十分ですが、モチベーションの維持には友人でありライバルでもある仲間が必要です。

③《多様性》から斬る

A.中学受験の《多様性》

中学受験の多様性を分析することは非常に難しいです。まず、東京か、それ以外かで異なります。東大・医学部への進学実績だけで評価し、名門中高と評価するのであれば、各地域に代表する進学校があります。

しかし、圧倒的に人口が多い東京では、親が趣く価値観は重層化します。非受験科目を含む一般教養を重んじる高校、束縛ない自由の難しさを体現する高校、さらには明治から始まったに過ぎなくとも「伝統校」に価値を置くこともあります。

そして小学6年生における偏差値で細分化され、一つの中学に集う生徒とその家庭は、出身地は異なれど、生活レベルが似通います。バイオリン好き、数式マニア、サボテン好きなど、趣味が異なれば、その差異しか個性と呼べないのであれば、クローン人間工場のような気持ち悪さがあります。

東大医者夫の母校は、高校2年生で文理の選択があり、1/4が文系、3/4が理系となるそうです。(詳細は「自己紹介」を参照)
東大医者夫は元文系ということもあり、文系クラスメートの半分は東大へ行きます。文系だけの同窓会参加者は、司法関係、公認会計士、官庁、商社、メガバンク、外資系投資会社、広告代理店、TV放送メディアなど、周りからみると談合マフィアにしか見えません。

逆に理系の半分以上は国立大学医学部、それも東大・京大の医学部は同級生だらけ。人生の重要な職業選択において、同一性の塊で、気持ち悪いです。東大医者夫は「自分の選択」と言いますが、母校の道標に従ったことすら気づいていないのかも知れません。12歳からの幼馴染と30年間も同じ空間で過ごす閉鎖性、健全とは言い難いと思います。

文系も理系も、卒後30年経って最終的な職業は多様性はなかったというか、お硬い職業ばかりとなったようです。

B.高校受験組の《多様性》

小中学と地元の決まった地区で、幼馴染と共に成長します。大工さんの子供もいれば、農家の子供もいる。医者の子供も個人事業主の経営者の子供までいて、親は地域社会の縮図となっています。

大学進学ばかりが選択肢でないですし、30歳台で最終的に地元か、近くの大都市に戻り、親の職業から多大な影響を受けている人が多いです。

親の代から子供に職業が引き継がれることが多い気がします。もちろん、医者の子供がコンビニ正社員だったり、弁当屋の子供が医者になった身近な例もあります。

高校受験組は、より父親の背中を追いかける傾向が強いのでしょう。同窓会も同様、地域社会の縮図となる印象があります。

【我が家の結論:中学受験vs高校受験】

最終的には子供の精神年齢のを受けますし、各家庭の方針もありますので、どちらが良いか、トンビママの意見に過ぎません。
生涯に渡り、多様な職業の友人たちに囲まれる生徒であれば、地元への愛着もわきます。

実は東大医者夫は、自身がT大病院で勤務継続することを必ずしも望んでいません。臨床と研究に励み、たまたま指導医の役職があっただけと言います。

T大病院に勤務する大きな要因に、子供に大学病院で医師として働く背中をみせたいことや、また23区民として育つことで、東京を地元と感じて欲しいからと言います。子供に「もっと地元の友人と遊び、学びなさい」と言います。

子供達は家庭学習だけである程度の難関校に進学できるようになったのに、地元公立中学・高校を選択した、そして次の子も選択する理由です。

埼玉・神奈川・千葉で育った子供たちが、中学から都内へ行くと、実家への愛着がなくなり、子離れした後は寂しい夫婦2人の生活となることが多いと言われています。

さらには、地方高校で勉強に励み、東大に入って、誰もが羨む企業に就職しても、半数弱は地元に戻ってしまうことを、T大医者夫は文系の友人をみて知っています。東大医者夫は23区出身であり、故郷が好きなようです。
そのため、T大医者夫の親友らが、最終的には地元である母校近辺に戻ったことに納得もできるし、寂しさも感じるといいます。

子供たちには、通学への距離、希望の就職などをふまえ、自分が選んだ学校であれば、生涯に渡る最良の選択肢であったと、30年後も感じて欲しいのだと言います。

ちなみに東大医者夫は、子供に親と同じ学歴・職業を望んではいません。やりたい仕事を見つけるために、めいいっぱい遊んで社会を広く知って欲しい。そして東京から、世界へ羽ばたいて欲しいと、いつも語っています。

私学の大学入学者制限、そんなに慌てていません。全受験生の総数が減り、絶対値としての入学難易度が10年前に戻りつつあるだけです。

早稲田・慶応なら1年勉強すれば十分です。特に早稲田は、東大受験レベルの学力があれば、安全な併願校となります。(詳細は「早稲田に数学必修は、東大のオコボレ狙い」を参照)。

現在、中学受験編・大学受験編を記事アクセス・バナークリックに応じて、更新しています。アクセスの多い記事を分析し、更新するテーマを決めます。

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