2018年6月14日木曜日

東大・医学部へ、中学受験vs高校受験Vo.1

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前回記事「全国統一テストで蛙と知る」で、小学校教育・中学受験編への要望が多かったので、今回も中学受験に赴きをおいた記事です。長文になってしまったので、前半・後半に分けて記載します。
以前に中学受験と高校受験の各代表校について記載しています。あわせて記事「実績の開成vs伝統の日比谷」もご参照下さい。

【出すぎた杭は打たれない】

文系出身の東大医者夫は、小学3年生までは劣等生で、サピックスの入塾試験に落ちています。通塾を諦め、読書で国語力を高め、勉強の面白さに気付き、開成中学は余裕をもって飛び越えています。独学で望み、当時の最大手の開成模試で全国3位だったそうです。(記事:「東大医者夫の独学勉強法」参照)

勉強が面白いから机に向かう、それも夫のモチベーションの一因であったに違いませんが、地域性も大きかったと言います。今でも子供の中学受験は熱い話題ですが、1990年前後が受験者数も難易度もピークであったのは当然の事実です。2010年代後半から通塾生徒数は増えていますが、補習塾を含む裾屋が広がった見かけであり、少子化に並行し、絶対的基準値での上位層は減少しています。


分かりやすい例に出すと、アメフトで話題沸騰中の日本大学は、医学部医学科の入試倍率は44.4倍、凄まじいです。東京大学理科3類の入試倍率が4.7倍と単純比較してしまうと、日本最高学府の所在を勘違いしそうです。
関東圏の大学名は、エリア名が狭いほど難易度が上がる法則があります(東京大学>日本大学>亜細亜大学)。

リーマン・ショック後の経済的不安定が、東大より医学科選択へシフトさせ、また地方の優等生も上京より地方の旧帝国大学での安泰を選ぶようになりました。
もっとも、2017年アベノミクス終盤にて経済回復は、再び価値観の多様性を許容させ、医学科一辺倒だった10年を終え、医学科も易化の兆しを見せています。

併せて1995年頃から現在まで、東大の偏差値は変化なくても難易度は下がり続けており、リーマンショック後の東大入学者の下位層は、もはや別の大学です。親の勲章は過去の栄光に過ぎません。(記事「東大医者夫の自己紹介」を参照)。

トンビママにとって大切なのは、我が子の進路です。家庭学習に関して、夫のアドバイスを受けていますが、全権は専業主婦の私が受けております(記事「専業主婦は社長業」を参照)

親の手元にあるうちの教育面のGoalを大学受験としたとき、中学受験か高校受験か、大きな選択肢があります。

【中学受験と高校受験は3つの違いがある】

3つの観点から、分析してみました。
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①お金

中学受験は12歳で受けるため、10歳~12歳の3年間も勉強中心の生活なるのに対し、高校受験は15歳の1年間で決まる。

②思春期

12歳までは家庭でのヒエラルキーに従順であり、塾や親の指導に従うことが多いが、15歳には自我が芽生えて、独自の勉強法を選ぶ可能性がある。

③多様性

中学受験組は親の年収・生活感が比較均一だが、地元公立組は地域の独自特性を備える。また、村社会の中で下位層から最上位層まで揃う多相性がある。
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①《お金》から斬る

A.中学受験の《お金》

中学受験は小学校3年生の終盤2月から開始します。でも実際のスタートはもっと遡ります。サピックス希望や日能研特待狙いであれば、少なくとも幼稚園年長頃から公文を始める子供が多いです。(記事「東大医学部生の習い事」を参照)

トンビママは公文教材は優れていると思いますが、使いようだと思います。公文に行って、運筆も平仮名も上手に書けるけど、子供に絵本を読ませると辿々しいことがあります。
子供の言語の成長過程は、「聴く」「話す」「読む」「書く」の順になります。

忙しい親が公文に行かせれば安心だと勘違いしていることも、一因かもしれません。保育士さんが日中は幼児の「聴く」「話す」を代用してくれると思います。子供が「読む」本の聞き手を、一般幼稚園・保育園に求めるのは難しいでしょう。

「聴く」「話す」「読む」が不十分な中、公文を無理に入れ込むと、最終ステップの「書く」比重が高すぎませんか。子供たちが小学生になったとき、「カタコト読み」をし、自分の話し言葉と似て「接続詞・語尾の飛ばし読みや改変」がみられます。

まずは、読み聞かせを重視し、正しい日本語の習得が最優先です。これは公文だけの功罪ではなく、家庭学習のスタンスによると思います。

4月産まれの子供であれば、親の聞き分けもよく、親の表情に現れる期待に応えようとしてくれることが多いかも知れませんが、3月産まれの子供であれば該当学年のカリキュラムについていくだけで精一杯です。親のサポートが必要となることも少なくありません。

親の送り迎えなど身体的・時間的負担も大変ですが、経済的負担はさらに大きくなります。小学校前半3年間で公文に60万円後半3年間で通塾に250万円です。

筑駒などの国立は公立同様の学費ですが、中学・高校とも私学であった場合、授業料・通学通塾費で100150万円/×6年も必ず付随します。
小学生のうちの塾であれば、夏期講習など選択余地もありますが、私立中高へ入学後は学費は固定費となります。

巷に溢れる私立vs公立の単純な学費比較をするつもりはありません。東大・医学部へ到達するには、一般大学進学者と比べて、+α1000万円近い出費が必要となるのです。

B.高校受験の《お金》

ここでトンビママが定義する高校受験とは、小学校・中学校ともに地元の公立に行ったと仮定しています。3月早生まれの子供も慌てる必要はありません。

幼稚園でたっぷりと公園で遊び、体力をつけてあげてください。幼稚園で配布される絵本や公立図書館で大量に借りて読み聞かせしてあげてください。

中学受験をしないご家庭は、公文に通い先取りするメリットは少ないと思います。もちろん第3者による教育の対価としてのメリットはあります。(詳細は「公文値上げにアンチは高笑う」を参照)。学校学年に応じた勉強内容を、子供が進んで学ぶ環境づくりにこだわれば良いです。6歳になる頃には月齢での知的レベル差は埋まりますので、小学校入学前後に運筆を始めれば良いです。

せめて平仮名くらい覚えさせようと焦るかもしれませんが、小学校で黒板に集中し、バランスとれた字の書き方を習う方が、子供の字も綺麗になると思います。
頭の良い子の字は汚いと言われますが、東大入試などは他大学と比べ、試験時間内の英文量が2倍あり、それに合わせて素早く字を書くためです。式事に臨んで、字が綺麗か汚いかとは別の問題です。

では、高校受験を決めたのであれば、小学校ではのんびりと過ごし、中学生になれば頑張れば良いというわけではないと思います。
指針は2つ。確かな基礎学力・学習姿勢、b.熱中するものを見つける、ことです。

a. 確かな基礎学力・学習姿勢

小学校が目標するのは、現代社会と日常生活の仕組みを知り、社会の一員となるための最低限の教養です。基礎学力テストで、秋田・石川・福井県の小・中学生の平均点は高いようですが、大学進学には結びついていません。そもそも、なぜ大学に行く必要があるのか、大学で学んだ先に何があるのか、具体的なロールモデルが身近にいないのでしょう。

東大、医学部へ必要な高い基礎学力の源は、小学校時代の四則計算、読み書き、計算です。基本問題は90%の得点ではダメです。小学校の学校テストであれば、100回受けても全てで満点をとる習熟度が必要です。中学受験をしない子供であっても、学年ごとに学校+αの勉強は必要です。

中学受験をしなくても基礎の徹底が必要ですので、子供が飽きないよう、教材の厳選とタイミングが肝心です。そして、表紙に惹きつけられ自然と手が伸びる本棚があるとよいです。(記事:「東大医者夫の厳選本棚」を参照)。

学年ごとの補充教材に関しては、近日改めて紹介いたしますが、特にお勧めの国語教材だけ、先に紹介させていただきます。




小学校のうちに勉強の仕方が体得できれば、中学生以降の反抗期を迎えた後も、学習姿勢が身に染み込んでいるので、勉強嫌いにならなければ大丈夫です。

b.熱中するものをみつける

中学受験は、親子共同で取り組みです。合否に関わらず、集中した時間があります。中学受験しない子供も、何かしら集中する体験が望まれます。野球でも昆虫収集でもバイオリンでも、なんでも良いです。結果が伴わなくても、一つのことにのめり込んだ体験がある子は、大学受験や社会人としての仕事で全力の出し方を知っています高校受験を選択したのであれば、小学生のうちに熱中するものをみつけ、全力で遊ぶことです。

逆に、熱中するものなく、勉強も遊びも卒なくこなすだけの子供さん、よほど時頭が良くない限り、大学受験でも全力投球はできません。親としては、子供が熱くなるものをサポートしてあげましょう。

基礎学力を養うことを怠り、塾代を教育費を節約しようと自宅で「トップクラス問題集」「ハイレベル問題集」「自由自在」などの難問題集を使うのは教育素人です。子供は中学時代に勉強嫌いになること必至です。
情報社会の進む中、そんな浅はかな親は少ないと思いますが。

中学受験をせず、必要十分な家庭学習にトンビママがかけた書籍代・習い事の合計金額は、小学校6年間で約10万円です。詳細は後日、学年別に記載します。

小学生のうちに家庭学習の仕方を身に着けている方は、中学の勉強は難しくありません。
そして中学受験をせずに高校受験を迎えるご家庭。まずは中学校のリズムになれる事が必要です。

東大・医学部が届く進学校を目指すには、中学3年生からの通塾でも十分です。慌てて入塾する必要はありません。中学3年生の1年間で100万円弱の通塾費が必要になるかも知れません。都立御三家でなければ、通塾すら不要です。

まずは中学1・2年生で教科書を100%使いこなすことが必要です。高校受験に向けての勉強法は、近日改めて記載いたします。

続きはVo.2では、思春期、多様性の観点から中学受験と高校受験を比較します。

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