2018年7月1日日曜日

東大医者夫の王道英単語帳

【本ブログの紹介】
中学受験と大学受験の王道に関し紹介していきます。
トンビママの子供たちは家庭学習を通しての中学受験ですので、王道ではありません。夫も独学で開成中を軽くのりこえましたので、その記録です。(詳細は「自己紹介」を参照)

諸都合でしばらく更新中断しますが、前回記事「武田塾は実績のない詐欺集団」で、ニセの情報源の危うさを述べました。

大学受験記事「スタディサプリvs駿台・河合塾・東進」や「早稲田大学に数学必修化」「大学への現代文」に多くのアクセスいただき、ありがとうございます。

引き続き大学受験編-英単語各論編です。
英語総論は「東大医者夫の王道英語」で述べていますので、先に参照して下さい。

中学受験編も「中学受験vs高校受験」や「公文値上げ」「厳選本棚-小学生編」へ多くのアクセスいただき、ありがとうございます。クリック数に応じて、連載の割合を考えます。

6月は四谷大塚の全国統一小学生テスト(標準レベル)、リトルオープンテスト(7月1日、通塾生を対象に少し応用レベル)もありますし、早稲田アカデミーのキッズチャレンジテストや、日能研の全国テストもありました。
塾歴社会への紹介状」や「全国統一テストで蛙と知る」も多くのアクセスをいただき、ありがとうございます。


【受験範囲の英単語急増の理由】

英文法編に関しては、後日記載しますが、今回のテーマは英単語。新・学習指導要綱により、取り扱われる英単語の勉強量が大幅に増えます。

これまで「中学1200単語、高校1800単語」の計3000単語であったのが、急激に「小学生700単語、中学生1800単語、高校生2500単語」と計5000単語に増えます。

現在の大学受験生であれば、もちろん現行の単語集で問題ありませんが、今後は新・学習指導要綱に沿った単語集が発売されるはずですので、待ちましょう。

東大医者夫によると、大学入試で問われる文章における英単語と、ビジネス英単語には大きな差があるそうです。東大生でもTimesなどの英語記事を読んだときに、未知の単語数の多さに驚くそうです。

東大医者夫は、医学に関しては医学用語さえ押さえていれば学会では問題ないが、日常英会話は現状の英単語ではやや不十分。実生活の場で使う日常品も、大学受験の英単語には載っていないのも多いといいます。さらに社会人として、英語圏の方との会食や、Timesなどの英語記事を読む際には苦労するだろうと言います。

東大に合格できる生徒レベルでも、Chromeブラウザでgoogle翻訳やweblioなどの拡張機能を使わないと、スラスラとは読めないと言います。逆に、英語圏のTVニュースでは平易な英単語が多く、聞き取りやすいようです。

今回の新・学習指導要項では、従来のTOEICが担っていた、数段上の英単語知識まで含め、世界で活躍する人材養成をはかる意図を感じます。


【英単語倍増は受験生に必要か】

最初に結論として、学習要項で求められるのであれば、トンビママとしては子供に対応させます
ただ、今回の指針を意訳すると「大学受験時に英検準1級レベルの4技能を最大、求める」ということであり、現実社会との乖離を感じます。読み・書きは英検3級レベルでも、聴く・話すは英検4級レベルの国民が大半ですよね。

英語学習に関して、高校が英検2級までの道標は作ってくれていますが、準1級以降の学習は、専門分野の論文を読みながら覚えたり、外国支店への転勤に備えTOEIC対策やSkype英会話で独習することも多くなります。それはそれで、うまく機能していたと思います。あえて言えば、その学習法や費用負担のあり方に課題があったと思います。

英語コンプレックスのある親は、小学生からSkype英会話を使うこともあるようですが、東大医者夫によると無知な親の駄作で、取り上げる必要もないとのことでした。

まずは国際社会において、全日本国民に「英検3級レベル」外国人と接する機会がある国民には「英検2級レベル」4技能とも使いこなすことが大切なのだと考えています。

大学受験生に急激な単語数増加を求めるより、現状の基本3000単語の範囲内で、4技能の習得方法を追求・議論すべきではないでしょうか。さすが、下らない重箱の隅をつつく試験問題が得意な早稲田大学がリードした、見当違いな指針となってしまいました。

【現在の受験生の英単語】

東大医者夫の基礎学力は読書による国語力が源です(詳細は「東大医者夫の本題-小学生編」を参照)。日本語で論理的な思考を身につけた後に英語学習と思いますが、新・学習指導要綱が求めるのであれば、小学生でも英単語を覚える必要がありそうです。
小学生編に関しては、後日記載します。

進学校と公立校の大きな差として、進学校は全3000単語を5年間に均等分割して600単語/年学びます。最後の1年間は総復習ですから、高2で英単語は一巡します。もちろんヒトは忘れる生き物であり、高3になっても復習し続けますが、既習であるメリットは大きいです。

公立校は中学で1200単語を3分割し400単語/年、高校で1800単語を3分割し600単語。公立校の生徒にとって、覚えるべき英単語数が一気に1.5倍になるのは一苦労です。

中学受験組の進学校層は、小学生時代に英語は保留とするでしょうから、新・学習指導要綱では5000単語を5分割で1000単語/年。これは大きな負担増です。さらに「読む」「書く」に加え、「聴く」「話す」の4技能を求めるというのです。

東大医者夫に子供たちは対策法を聞きましたが、「受験産業が盛んな日本では、すぐに対応した単語集が発売されるから、時代の流れに任せてよいでしょ」とのことでした。

東大医者夫によると、「毎年参考書・問題集は新参者が増え続けているけど、東大・医学部合格者が使うものは30年間変化がない。医師国家試験でも同じこと。要は主流派が使うものを使い、個人が勧める独自性の高い本は使わないのが鉄則」とのことです。

現在の主流の英単語集は、時期が来ればUpDateされるはずなので、従来通り王道の英単語集を選べばよいはずとのことでした。現時点で鉄板の英単語集を紹介することにします。

最初に一つ、キムタツ先生は東大医者夫と直接的な接点はなく、また無意識に過大評価となることを避け、初めから評価対象に入れていません。何より、東大医者夫は医者らしくエビデンスを重視するため、歴史の評価に耐えた名参考書を勧めており、また飛び抜けた先生・講師を除いて単著は推薦しません。

【英単語:超入門者】

難関高校入試を突破した高1は既に、センター試験を受ける単語力を備えていることもあります。逆に、公立高校の3年生でも中学英単語すら疎かになっていることもあります。
小学生を除き、中学1年の初心者から高1まで対応できるのは、現状ではシステム英単語中学生版の一択です。



大学受験の定番システム英単語はフレーズ暗記型ですが、中学生版は例文ごと覚えるタイプです。付属するMP3音源も含め、まずこのレベルを確実に習得しましょう。例文ごと覚える単語帳は「例文で覚える英単語・熟語1800(学研)」がありましたが、例文の短さ・覚えやすさ・文法の解説など、シス単中学生版の圧勝です。

【B.英単語:定着期】

大まかに英単語集には5つのタイプがあります。

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・例文暗記型:DUO3.0
・単語列挙型:ターゲット単語王キクタン
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単語列挙型と語源型は、限りある受験勉強時間において効率が悪すぎるので、まず却下です。
キムタツ先生は仰っていました。速読英単語は構文読解力が要るうえに長過ぎるシステム英単語のフレーズは断片化されいて、もはや英語でない

そもそも東大医者夫の母校は、英語学年主任によって採用英単語集が異なります。全学年でキムタツ式を使うことはないはずです。今は知りませんが。

それでも、英単語の王道は、迷いなくシステム英単語だと思います。少しせこい商売をされていて、本編とBasic編の内容が半分ほど重複しています。センターレベルまではBasic編。別売りのCDも必須購入です。



そして、旧帝国大~東大・早慶まで対応するには本編が必要です。別売りのCDも必須購入です。


せこい商売ですが、システム英単語なら、本2冊+CD2セットを買わざるを得ないのです。

他に、王道ではありませんが、東大医者夫が「キムタツの目指していた単語帳の完成形であり、Z会の情報分析の賜物」というものがあります。
高校入学直後から使えて、単語列挙型+フレーズ型+例文暗記型を見事にMixし、入門編と標準編に分かれています。CD同封ですので、いつかは定番になりえる秀逸教材らしいです。




東大医者夫は、①システム英単語2冊+CD2セットを推奨し、他の選択肢として②音読英単語2冊を推奨しています。

【C.英単語:仕上げ・早慶対策】

学校の定期試験では単語の意味を問う問題が出るかも知れませんが、入試では英文として入試に出ます。一時速読やらパラグラフリーディングやら、胡散臭い言葉が流行りました。

英語の勉強は、「正確な単語知識」と「文法に基づいた構文解釈」を丁寧に繰り返すことが必要です。魔法はありません。丁寧に精読を繰り返し、反復し続け、読解スピードが上がってくれば、それを速読と呼びます。巷ではやった「飛ばし読み」では実力はつかないのです。

質の高い例文で、単語を最終確認しつつ、読解力をつける目的で、ようやく速読英単語の登場だと思います。センター英語で180点/250点満点を超えたあたりから使うと、効果抜群です。


東大・国立医学部生でも、ここまでで十分。ただし、理3志望や、早慶受験生は上級編まで覚えることを推奨します。




【その他】

鉄緑会の「鉄壁」は語源からイメージで定着しやすく、1冊で最強の単語帳ではと言われます。
鉄緑会の英語科に洗脳されているのでしょう。東大医者夫には、あんな分厚くてやる気を削ぐ単語帳はないと、一蹴。東大理3を目指す人専用の単語帳とみているようです。



他に、社会人に大人気のDUO3.0は東大医者夫が今も愛用する単語帳です。別売りのCDを使えば、1時間で大学受験に必要な単語・熟語の総復習できるそうです。ただ、使い始めのハードルが高く、既に構文を身に着けている高3中盤以降・浪人生や社会人には向いているが、時間が限られた現役生には向かないと思うとのことでした。




【出すぎた杭は打たれない】

予備校の受講、参考書の選択、または独自の勉強法、数多の勉強法があるのは百も承知です。記事「ロバの親子症候群」を参照に、気をつけて下さい。あくまで一私案です。


ここでは東大医者夫が考える、「8割の生徒が、ゼロからでも東大合格まで届く王道」を検討しました。
英語総論は「東大医者夫の王道英語」で述べていますので、先に参照して下さい。
また数学の各論は「東大医者夫の大学受験への数学」で述べています。

現在、中学受験編・大学受験編を記事アクセス・バナークリックに応じて、更新しています。アクセスの多い記事を分析し、更新するテーマを決めます。
最新の受験情報UpToDateのため、しばらく更新は中断する予定です。リクエストがあれば、コメントにお願いいたします。

2018年6月28日木曜日

武田塾の評判は・・合格実績のない詐欺集団

【武田塾では東大・医学部合格は不可能】
本ブログでは「受験勉強の王道」にこだわってきました。前回の「東大医者夫の王道英単語」も東大・医学部への最短英単語帳を紹介しています。
逆に言えば、巷には邪道が溢れかえっていることの裏返しです。

受験において「ロバの親子症候群」には再注意が必要です。ネットで一気に攻勢し、あたかもGoogleAIすら欺き、検索結果を占拠しています。

HERO ACADEMYよなたん氏、勘違いのナルシストです。

武田塾林尚弘氏、とんでもない大ペテン師です。

それぞれご自身の受験にことごとく失敗し、最終学歴もイマイチです。昔から、勉強法に失敗した人ほど2ch(現5ch)に集うと言われますが、その典型例です。


【武田塾のお勧め参考書】

駅の広告や受験関連のネット検索で「武田塾」の攻勢は凄さがありますが、実態は分からず、宗教のようだ、怪しいと言われています。HPで主張したい勉強方法論はトンビママも分かりますが、受験失敗組の素人集団らしい創設理念です。

HPに紹介されている本は乱立に近い羅列なので、あえてリンクは付けません。見る必要はありません。一冊を選ぶべきが、多くの人には惑わされるだけだと思います。確かに定番のものが多く、その点に関してだけは評価できます。


【武田塾の費用】

以前に教育の対価で述べたように、東大卒の両親であっても子供に直接指導すべきではありません(詳細は「公文値上げにアンチは高笑う」を参照)。ただ、私立文系で3科目70万円/年、国立大向けに110万円/年は高すぎです。
授業をせず、定番の参考書のスケジュール管理に徹する。これを東大生・国立医学部生が塾長やチューターが行うなら、少しは納得できます。それでも高すぎますが。

武田塾の指導者は、ただの受験敗者です。受験勉強で頂点からの眺めを知らず、受験全体を大観できない敗者の敗者たる誤った勉強法です。東大合格レベルまで参考書を使いこなした経験者であれば、まずしない的外れな論評と、実現不可能な学習組み立てです。


【武田塾の合格実績は皆無】

3大予備校を選択していれば東大・医学部に行けたかも知れない生徒を潰し、せいぜい早稲田止まりにします。あのプランでは国立中堅医学部に数人輩出が精一杯でしょう。まず、講師にも受験成功者はいません。予備校との向き合い方に関しては「スタディサプリvs駿台・河合塾・東進」を参照下さい。

現役受験生をネタに失敗を繰り返し、10年後は多少の実績は出るかもしれません。ですが、現在の塾生は全て犠牲者です。
早稲田くらいがゴールであれば、多少誤った勉強法でも1年勉強すれば受かるので、確かに悪くはない選択肢とは思いますが。


【出すぎた杭は打たれない】

東大レベルに到達した人には一見し見抜かれる、Goalに辿り着きようのない机上の理論です。
その最たるものが、HERO ACADEMY武田塾のザ・詐欺集団です。
根拠なくネットに情報を撒き散らすのは勝手ですが、それを収益化して、ワラにもすがる受験生から高額な金額を吸い取ることは見逃せません。荒稼ぎして、10年後は高飛びしている両社であることは容易に想像できます。

HERO ACADEMYのよなたんは底抜けの勘違いナルシストで、論評にも値しません。沖縄で高校時代も落ちこぼれだった私立文系単願の子が、本屋の勉強指南書でかいつまみ、YouTUbeで「数学・物理」の勉強法を語るとは、開いた口が塞がりません。

武田塾、コンセプトは悪くないです。ただ、塾長とチューターがそもそも受験失敗者であり、彼らにマネージが出来ないということです。私立医大生や早稲田生をチューターにしても、生徒をそれ以上の育てられません。
もしリクルートのスタディサプリのように、東大生・国立大医学部生が起業・経営に関わっていれば、実績を出せたかもしれません。起業者が残念な会社でした。

本ブログは、東大医者夫(文系・理系共に受験経験あり)と子供の受験記録で、実経験を含みます。(詳細は「自己紹介」を参照)

2018年6月20日水曜日

東大医者夫の勉強法。大学への現代文

前回記事「東大・医学部へ、中学受験vs高校受験」や「早稲田大学に数学必修化」に多くのアクセスいただき、先週総計は大学受験編が人気だったので、今回は大学受験編-現代文版です。

中学受験編も「公文値上げにアンチは高笑う」「全国統一テストで蛙と知る」への多くのアクセスいただき、ありがとうございます。
クリック数に応じて、連載の割合を考えます。


【国語・現代文は全ての基盤】

小学生のうちから国語力に秀でている子は、独りで参考書・問題集を読み解くことができます。
中学受験・高校受験・大学受験では、同じ国語でも文章の難易度の差は大きいですが、幸い今は問題集が整っていて、小中校、どの段階からでもやり直すことができます。

受験勉強を始めたばかりの学生、決まって「国語は勉強していなくても得点できる」と勘違いをしています。正しく学ばないと、必ず陥る間違いがあり、大学入試で難関大の壁を超えることは出来ません。

理系の大学受験生であっても、急がば回れで国語・現代文を攻略する意義は大きいです。理系だからと現代文を学ばない生徒は、最終的に数学・物理の論理的思考ができず、早慶・MARCHにとどまります。

センター試験でも、現代文は得点分布がとても大きな科目です。医学部受験生は、文系以上に現代文を得点源にする必要があります。

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【国語・現代文の3要素】

読解力:文章を理解する力。手順を踏めば、難解な文も読解可能です。
語彙力・漢字:評論文は、元となる長い文章の一部を切り取って出題されます。現代文キーワードといわれる、定番の「知識」が必要です
解答作成力:語彙力をバックアップに、文章を理解しても、問題にあった解答を作成する能力が得点に結びつきます。
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上の三要素を、基本レベルから分析していきます。

【国語・現代文の読解力】

東大医者夫の基礎学力は読書だったそうです。(詳細は「自己紹介」「東大医者夫の本題-小学生編」を参照)。
小学生から読書好きで、それだけで読解力が身につくのは、正道ではありますが、読書習慣のある子が必ずしも国語テストで高得点を取れるわけではありません。

小学校の授業は「この文章を読んで、あなたはどう思いましたか」と勉強しますが、試験は「この文章から、作者が言いたいことは何か」を読み取ることが出来たのかを聞かれます。つまり、小論文を除いて、「受験生の考えを問うているのではない」という大前提があります。

「今でしょ」の林修先生は、「現代文は参考書で勉強するものではない」と仰っており、東大医者夫も8割方同意といってました。残り2割に参考書でも良いかもと思わせるのは、特に大学受験の現代文に関しては、予備校の授業を再現した実況中継シリーズの完成度が高いのです。

これは子供4人を東大医学部へ送った佐藤ママも絶賛したことで再注目を浴びました。出口汪先生の参考書は今では小学生シリーズも出ており、本ブログでも紹介予定です。

ただ、これまで出口シリーズで小学校~高校受験ときた方でなければ、初学では難しいです。

《A.超入門者》

色々な意見があると思います。河合塾のアクセスシリーズが王道とも言われ、内容は素晴らしい3部作ですが、独学であの堅い文章を読むことは難しいです。

高1から高3の全ての現代文初学者にも勧められるのは、元・河合塾トップ講師で代ゼミへ移籍した船口明先生の著書です。噛み砕か割れた解説は、現代文入門者に最適な参考書です。少なくとも3周は解き直して下さい。



《B.中級~東大レベルまで共通》

答えは文章の中に必ず根拠があるとし、一貫した読み方を教えてくれます。1冊ずつ3回解き直し、次の巻へ行って下さい。3ヶ月あれば、東大現代文も読み解けるようになります。東大医者夫も30年前に使用し、佐藤ママの4子息も愛用したシリーズです。





《C.早慶・MARCHレベルなら安心》

東大レベルまで極めなくても、MARCH・早慶文系レベルまででよいのであれば、次のレベルD編には進まず、レベルC編で十分です。
逆に、東大受験生にはレベルC編はスキップで良いでしょう。




《D.現代文を極める》

どんな市販の問題集も、予備校の模擬試験も、Z会の誇る良問も敵わない、最強の現代文演習書が2種類あります。

全国大学教授が寄り合って、完璧な問題と絶妙なマーク選択肢を用意した「センター試験過去問集」。解答の質をふまえると、河合塾の黒本一択でしょう。センター試験の評論文を20年分読み込めば、後に紹介する「語彙力」を別途勉強しなくても、現代文に必要な知識は全て身につくといわれます。

そしてもう一つは、天才集団の東大教授が作った、「東大入試問題の過去問」です。設問の質が群を抜いて高いです。この評論文を使うなら、ここの部分を説明させれば、理解が問え、また解答が一つにしかならない。そんな絶妙な問題を作ります。数学以上に論理的な解答作成方法になる、まさに東大教授しか作れないと思います。

これらは、4大予備校の実践する模試・過去問集では代用できません。あくまで本物の「センター試験の過去問」と「東大入試問題の過去問」である必要があります。

と、言いながら、時どき河合塾が模試やテキストで東大に文章自体が的中します。その時は、下線部を引く部分までが全く同じだったりします。東大の好みを知り尽くしているからでしょう。東大の過去問集としては、駿台の青本の一択です。

東大医者夫の母校では、それらを各20年分解けば、現代文は完成と言っていたそうです。

現在は2018年分しか売られておりませんので、2019年分が出版され次第、リンクを張り直します。






【国語・現代文の語彙力・漢字】

受験の出題分は、長文の一部を切り抜かれたものです。
「一般的にはこのように考えられているが、筆者は別の視点を考える」が定型です。前半の「一般常識」を既に知っているかが、文章理解・解答作成力に大きな差を生みます。

いくつか定番書はありますが、初心者から一気に東大レベルまで容易にレベルアップできる分野ですので、トンビママは下記を勧めます。他に、河合塾の語彙参考書や、漢字問題集も定番です。




【国語・現代文の解答作成力】

これは、賛否両論です。林修先生の仰る、現代文は授業で学ぶ教科と主張されることに現れています。これに関しては、予備校で受講し、解答作成する思考回路を順に追う作業を習うことをお勧めします。東大受験レベルの生徒であれば、東進の現代文は無料です。(詳細は「スタディサプリvs予備校Vol.3」参照)。

あえて市販の参考書でいえば、この一択です。親が採点者として協力するのも一手だと思います。リビング学習のまま大学受験を迎えるのであれば、容易です。(記事「東大医者夫のリビング学習」を参照)。



【出すぎた杭は打たれない】

予備校の受講、参考書の選択、または独自の勉強法、数多の勉強法があるのは百も承知です。記事「ロバの親子症候群」を参照に、気をつけて下さい。あくまで一私案です。


ここでは東大医者夫が考える、「8割の生徒が、ゼロからでも東大合格まで届く王道」を検討しました。


現代文は全教科の基盤です。現代文を極めると、他の教科の成績も上がります。文理問わず、積極的に勉強しましょう。

これまで英語の総論は「東大医者夫の王道英語」で述べました。
また数学の各論は「東大医者夫の大学受験への数学」で述べています。

現在、中学受験編・大学受験編を記事アクセス・バナークリックに応じて、更新しています。アクセスの多い記事を分析し、更新するテーマを決めます。

2018年6月17日日曜日

東大・医学部へ、中学受験vs高校受験Vo.2

前回記事「東大・医学部へ、中学受験vs高校受験Vo.1」に引き続き、Vol.2後半となります

②《思春期》から斬る

a.中学受験組の《思春期》


小学生時代の遊び体験を代償に勉強に専念し、中学受験を迎えます。中学生になったら、大なり小なり反動がくると思います。働きアリのルール」はご存知ですか?



よく働くアリを集めると、1/3はさらに働き、1/3はほどほどに働き、1/3は働くことを辞める進学校の生徒にも「働きアリ」のルールは当てはまり、1/3は勉強をやめてしまいます。その層は、どこの大学に行ったかも、どんな仕事をしているかも分からない。中高の同窓会にも出てこない、行方知れずとなります。



もちろん、この「働きアリのルール」は、東大生にも当てはまり、上位1/3がよく学び、社会的に評価の高い職につきます。そして、社会人になっても再々度「働きアリのルール」が当てはまるのです。



どこぞのママが言います。「うちは反抗期がありませんでした。」

怖いですね、ママの鈍感力。首をバッサリと切られて頭だけ残った状態だと、いくら胴体を突かれても痛さを感じなくなっている鈍感力


思春期に、自己を含む家族を一旦否定し、ありのままの自己を見つめ直すことで、子供は羽ばたくために必要な力が何か、羽ばたく方向を知ります。「反抗期がない」つまり、親の意図する範囲でしか思考できない過渡期を過ごした子供は、どうなるのでしょう。



医者の世界であっても、御意軍団が残るのは伝統に固執する大学病院系列のみで、人気研修病院は、エビデンス武装された正統派治療を縦に筋の通った診療を貫く軍団です。

東大卒業の医者は、現場で使えない」、医療現場では常識ですが、反抗期のなかった層と、正の相関があるのかもしれません。

働くアリになれなかった2/3の生徒は、どうなるのでしょう。親が勉強を勧めても反抗する時期ですし、中学合格と共に鉄緑会に入れてしまえば楽ですが、中学受験疲れから一旦は学校のみに集中させて上げたいのが親心。

ここで落ちこぼれた生徒は、中学の最初の2年間での速習について行けず、中学校の学習内容が疎かなまま、中学3年から高校の学習内容へと入ります

中2病にかかり、土台が出来ていない状態では、高校の学習について行けず、むしろ高校受験組に抜かされていく生徒が少なくないのは残念です。



B.高校受験の《思春期》


小学生のうちに家庭学習の土台・スタンスが固まっていれば、中学受験の疲れもありませんから、中学生から予習・授業・復習のサイクルに乗ってしまえば楽です。まずは本棚を整え、勉強自体が面白いと感じてもらえる環境づくりが大切です。(詳細は「東大医者夫の本棚-小学生編」を参照)。

ただ、親からの勉強指示には反発しますし、遊びを含め周囲の環境に流されてやすいのも実状です。英語は、東大医者夫の考える「英語勉強法の王道」で勉強させました。
大学受験の合否の半分を分ける数学も「東大医者夫の大学への数学」をにある程度は参考にしてもらっています。

うちはリビングに学習机を置いているので、子供が成長した今も、ある程度は親が遠くからアドバイスできます。(詳細は「東大医者夫のリビング学習」を参照)。

トンビママは、学習スタイルが定着し基礎学力がついていれば、公立校選択で良いと思っています。小学生は遊ぶべきだけど、中学生はもっと遊ぶべき。知識も経験も増え、体力もつき、学びたいことも運動も多様化してきます。

小学生のうちに学習の土台さえ知っていれば、「後は本人を信じる」ことで、反抗期の中にも信頼関係が築けます
勉強しないといけないのは中学3年生の1学期から。部活の引退時期にもよりますが、出来れば1学期のうちに1年間分の先取り学習が望まれます。

中学3年1学期のうちに塾やスタディサプリを使うとよいでしょう。(詳細は「スタディサプリvs予備校Vol.1」参照)。夏季休暇に中学1・2年分の復習をし、2学期からは総合演習です。高校受験という節目を目指し、中学の内容を総復習し演習を積む機会は、中学受験組にはない機会です。
中学校の学習内容を固めた子供の方が、高校でもよく伸びます。

さすがにこの時期は、大手塾に委ねてしまうのが得策です。親の勧める勉強法より、関東であれば高校受験で実績抜群の早稲田アカデミーがお薦めです。

定期的に模試を受ける必要があります。塾固有の試験に加え、VもぎWもぎも積極的に受けましょう。試験に知識を固定化してくれます。

高校選択に関しては、ある程度大学進学実績があるところが望まれます。勉強内容に関しては、実際には大学検定コースでも十分ですが、モチベーションの維持には友人でありライバルでもある仲間が必要です。

③《多様性》から斬る

A.中学受験の《多様性》

中学受験の多様性を分析することは非常に難しいです。まず、東京か、それ以外かで異なります。東大・医学部への進学実績だけで評価し、名門中高と評価するのであれば、各地域に代表する進学校があります。

しかし、圧倒的に人口が多い東京では、親が趣く価値観は重層化します。非受験科目を含む一般教養を重んじる高校、束縛ない自由の難しさを体現する高校、さらには明治から始まったに過ぎなくとも「伝統校」に価値を置くこともあります。

そして小学6年生における偏差値で細分化され、一つの中学に集う生徒とその家庭は、出身地は異なれど、生活レベルが似通います。バイオリン好き、数式マニア、サボテン好きなど、趣味が異なれば、その差異しか個性と呼べないのであれば、クローン人間工場のような気持ち悪さがあります。

東大医者夫の母校は、高校2年生で文理の選択があり、1/4が文系、3/4が理系となるそうです。(詳細は「自己紹介」を参照)
東大医者夫は元文系ということもあり、文系クラスメートの半分は東大へ行きます。文系だけの同窓会参加者は、司法関係、公認会計士、官庁、商社、メガバンク、外資系投資会社、広告代理店、TV放送メディアなど、周りからみると談合マフィアにしか見えません。

逆に理系の半分以上は国立大学医学部、それも東大・京大の医学部は同級生だらけ。人生の重要な職業選択において、同一性の塊で、気持ち悪いです。東大医者夫は「自分の選択」と言いますが、母校の道標に従ったことすら気づいていないのかも知れません。12歳からの幼馴染と30年間も同じ空間で過ごす閉鎖性、健全とは言い難いと思います。

文系も理系も、卒後30年経って最終的な職業は多様性はなかったというか、お硬い職業ばかりとなったようです。

B.高校受験組の《多様性》

小中学と地元の決まった地区で、幼馴染と共に成長します。大工さんの子供もいれば、農家の子供もいる。医者の子供も個人事業主の経営者の子供までいて、親は地域社会の縮図となっています。

大学進学ばかりが選択肢でないですし、30歳台で最終的に地元か、近くの大都市に戻り、親の職業から多大な影響を受けている人が多いです。

親の代から子供に職業が引き継がれることが多い気がします。もちろん、医者の子供がコンビニ正社員だったり、弁当屋の子供が医者になった身近な例もあります。

高校受験組は、より父親の背中を追いかける傾向が強いのでしょう。同窓会も同様、地域社会の縮図となる印象があります。

【我が家の結論:中学受験vs高校受験】

最終的には子供の精神年齢のを受けますし、各家庭の方針もありますので、どちらが良いか、トンビママの意見に過ぎません。
生涯に渡り、多様な職業の友人たちに囲まれる生徒であれば、地元への愛着もわきます。

実は東大医者夫は、自身がT大病院で勤務継続することを必ずしも望んでいません。臨床と研究に励み、たまたま指導医の役職があっただけと言います。

T大病院に勤務する大きな要因に、子供に大学病院で医師として働く背中をみせたいことや、また23区民として育つことで、東京を地元と感じて欲しいからと言います。子供に「もっと地元の友人と遊び、学びなさい」と言います。

子供達は家庭学習だけである程度の難関校に進学できるようになったのに、地元公立中学・高校を選択した、そして次の子も選択する理由です。

埼玉・神奈川・千葉で育った子供たちが、中学から都内へ行くと、実家への愛着がなくなり、子離れした後は寂しい夫婦2人の生活となることが多いと言われています。

さらには、地方高校で勉強に励み、東大に入って、誰もが羨む企業に就職しても、半数弱は地元に戻ってしまうことを、T大医者夫は文系の友人をみて知っています。東大医者夫は23区出身であり、故郷が好きなようです。
そのため、T大医者夫の親友らが、最終的には地元である母校近辺に戻ったことに納得もできるし、寂しさも感じるといいます。

子供たちには、通学への距離、希望の就職などをふまえ、自分が選んだ学校であれば、生涯に渡る最良の選択肢であったと、30年後も感じて欲しいのだと言います。

ちなみに東大医者夫は、子供に親と同じ学歴・職業を望んではいません。やりたい仕事を見つけるために、めいいっぱい遊んで社会を広く知って欲しい。そして東京から、世界へ羽ばたいて欲しいと、いつも語っています。

私学の大学入学者制限、そんなに慌てていません。全受験生の総数が減り、絶対値としての入学難易度が10年前に戻りつつあるだけです。

早稲田・慶応なら1年勉強すれば十分です。特に早稲田は、東大受験レベルの学力があれば、安全な併願校となります。(詳細は「早稲田に数学必修は、東大のオコボレ狙い」を参照)。

現在、中学受験編・大学受験編を記事アクセス・バナークリックに応じて、更新しています。アクセスの多い記事を分析し、更新するテーマを決めます。

2018年6月14日木曜日

東大・医学部へ、中学受験vs高校受験Vo.1

前回記事「全国統一テストで蛙と知る」で、小学校教育・中学受験編への要望が多かったので、今回も中学受験に赴きをおいた記事です。長文になってしまったので、前半・後半に分けて記載します。
以前に中学受験と高校受験の各代表校について記載しています。あわせて記事「実績の開成vs伝統の日比谷」もご参照下さい。

【出すぎた杭は打たれない】

文系出身の東大医者夫は、小学3年生までは劣等生で、サピックスの入塾試験に落ちています。通塾を諦め、読書で国語力を高め、勉強の面白さに気付き、開成中学は余裕をもって飛び越えています。独学で望み、当時の最大手の開成模試で全国3位だったそうです。(記事:「東大医者夫の独学勉強法」参照)

勉強が面白いから机に向かう、それも夫のモチベーションの一因であったに違いませんが、地域性も大きかったと言います。今でも子供の中学受験は熱い話題ですが、1990年前後が受験者数も難易度もピークであったのは当然の事実です。2010年代後半から通塾生徒数は増えていますが、補習塾を含む裾屋が広がった見かけであり、少子化に並行し、絶対的基準値での上位層は減少しています。


分かりやすい例に出すと、アメフトで話題沸騰中の日本大学は、医学部医学科の入試倍率は44.4倍、凄まじいです。東京大学理科3類の入試倍率が4.7倍と単純比較してしまうと、日本最高学府の所在を勘違いしそうです。
関東圏の大学名は、エリア名が狭いほど難易度が上がる法則があります(東京大学>日本大学>亜細亜大学)。

リーマン・ショック後の経済的不安定が、東大より医学科選択へシフトさせ、また地方の優等生も上京より地方の旧帝国大学での安泰を選ぶようになりました。
もっとも、2017年アベノミクス終盤にて経済回復は、再び価値観の多様性を許容させ、医学科一辺倒だった10年を終え、医学科も易化の兆しを見せています。

併せて1995年頃から現在まで、東大の偏差値は変化なくても難易度は下がり続けており、リーマンショック後の東大入学者の下位層は、もはや別の大学です。親の勲章は過去の栄光に過ぎません。(記事「東大医者夫の自己紹介」を参照)。

トンビママにとって大切なのは、我が子の進路です。家庭学習に関して、夫のアドバイスを受けていますが、全権は専業主婦の私が受けております(記事「専業主婦は社長業」を参照)

親の手元にあるうちの教育面のGoalを大学受験としたとき、中学受験か高校受験か、大きな選択肢があります。

【中学受験と高校受験は3つの違いがある】

3つの観点から、分析してみました。
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①お金

中学受験は12歳で受けるため、10歳~12歳の3年間も勉強中心の生活なるのに対し、高校受験は15歳の1年間で決まる。

②思春期

12歳までは家庭でのヒエラルキーに従順であり、塾や親の指導に従うことが多いが、15歳には自我が芽生えて、独自の勉強法を選ぶ可能性がある。

③多様性

中学受験組は親の年収・生活感が比較均一だが、地元公立組は地域の独自特性を備える。また、村社会の中で下位層から最上位層まで揃う多相性がある。
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①《お金》から斬る

A.中学受験の《お金》

中学受験は小学校3年生の終盤2月から開始します。でも実際のスタートはもっと遡ります。サピックス希望や日能研特待狙いであれば、少なくとも幼稚園年長頃から公文を始める子供が多いです。(記事「東大医学部生の習い事」を参照)

トンビママは公文教材は優れていると思いますが、使いようだと思います。公文に行って、運筆も平仮名も上手に書けるけど、子供に絵本を読ませると辿々しいことがあります。
子供の言語の成長過程は、「聴く」「話す」「読む」「書く」の順になります。

忙しい親が公文に行かせれば安心だと勘違いしていることも、一因かもしれません。保育士さんが日中は幼児の「聴く」「話す」を代用してくれると思います。子供が「読む」本の聞き手を、一般幼稚園・保育園に求めるのは難しいでしょう。

「聴く」「話す」「読む」が不十分な中、公文を無理に入れ込むと、最終ステップの「書く」比重が高すぎませんか。子供たちが小学生になったとき、「カタコト読み」をし、自分の話し言葉と似て「接続詞・語尾の飛ばし読みや改変」がみられます。

まずは、読み聞かせを重視し、正しい日本語の習得が最優先です。これは公文だけの功罪ではなく、家庭学習のスタンスによると思います。

4月産まれの子供であれば、親の聞き分けもよく、親の表情に現れる期待に応えようとしてくれることが多いかも知れませんが、3月産まれの子供であれば該当学年のカリキュラムについていくだけで精一杯です。親のサポートが必要となることも少なくありません。

親の送り迎えなど身体的・時間的負担も大変ですが、経済的負担はさらに大きくなります。小学校前半3年間で公文に60万円後半3年間で通塾に250万円です。

筑駒などの国立は公立同様の学費ですが、中学・高校とも私学であった場合、授業料・通学通塾費で100150万円/×6年も必ず付随します。
小学生のうちの塾であれば、夏期講習など選択余地もありますが、私立中高へ入学後は学費は固定費となります。

巷に溢れる私立vs公立の単純な学費比較をするつもりはありません。東大・医学部へ到達するには、一般大学進学者と比べて、+α1000万円近い出費が必要となるのです。

B.高校受験の《お金》

ここでトンビママが定義する高校受験とは、小学校・中学校ともに地元の公立に行ったと仮定しています。3月早生まれの子供も慌てる必要はありません。

幼稚園でたっぷりと公園で遊び、体力をつけてあげてください。幼稚園で配布される絵本や公立図書館で大量に借りて読み聞かせしてあげてください。

中学受験をしないご家庭は、公文に通い先取りするメリットは少ないと思います。もちろん第3者による教育の対価としてのメリットはあります。(詳細は「公文値上げにアンチは高笑う」を参照)。学校学年に応じた勉強内容を、子供が進んで学ぶ環境づくりにこだわれば良いです。6歳になる頃には月齢での知的レベル差は埋まりますので、小学校入学前後に運筆を始めれば良いです。

せめて平仮名くらい覚えさせようと焦るかもしれませんが、小学校で黒板に集中し、バランスとれた字の書き方を習う方が、子供の字も綺麗になると思います。
頭の良い子の字は汚いと言われますが、東大入試などは他大学と比べ、試験時間内の英文量が2倍あり、それに合わせて素早く字を書くためです。式事に臨んで、字が綺麗か汚いかとは別の問題です。

では、高校受験を決めたのであれば、小学校ではのんびりと過ごし、中学生になれば頑張れば良いというわけではないと思います。
指針は2つ。確かな基礎学力・学習姿勢、b.熱中するものを見つける、ことです。

a. 確かな基礎学力・学習姿勢

小学校が目標するのは、現代社会と日常生活の仕組みを知り、社会の一員となるための最低限の教養です。基礎学力テストで、秋田・石川・福井県の小・中学生の平均点は高いようですが、大学進学には結びついていません。そもそも、なぜ大学に行く必要があるのか、大学で学んだ先に何があるのか、具体的なロールモデルが身近にいないのでしょう。

東大、医学部へ必要な高い基礎学力の源は、小学校時代の四則計算、読み書き、計算です。基本問題は90%の得点ではダメです。小学校の学校テストであれば、100回受けても全てで満点をとる習熟度が必要です。中学受験をしない子供であっても、学年ごとに学校+αの勉強は必要です。

中学受験をしなくても基礎の徹底が必要ですので、子供が飽きないよう、教材の厳選とタイミングが肝心です。そして、表紙に惹きつけられ自然と手が伸びる本棚があるとよいです。(記事:「東大医者夫の厳選本棚」を参照)。

学年ごとの補充教材に関しては、近日改めて紹介いたしますが、特にお勧めの国語教材だけ、先に紹介させていただきます。




小学校のうちに勉強の仕方が体得できれば、中学生以降の反抗期を迎えた後も、学習姿勢が身に染み込んでいるので、勉強嫌いにならなければ大丈夫です。

b.熱中するものをみつける

中学受験は、親子共同で取り組みです。合否に関わらず、集中した時間があります。中学受験しない子供も、何かしら集中する体験が望まれます。野球でも昆虫収集でもバイオリンでも、なんでも良いです。結果が伴わなくても、一つのことにのめり込んだ体験がある子は、大学受験や社会人としての仕事で全力の出し方を知っています高校受験を選択したのであれば、小学生のうちに熱中するものをみつけ、全力で遊ぶことです。

逆に、熱中するものなく、勉強も遊びも卒なくこなすだけの子供さん、よほど時頭が良くない限り、大学受験でも全力投球はできません。親としては、子供が熱くなるものをサポートしてあげましょう。

基礎学力を養うことを怠り、塾代を教育費を節約しようと自宅で「トップクラス問題集」「ハイレベル問題集」「自由自在」などの難問題集を使うのは教育素人です。子供は中学時代に勉強嫌いになること必至です。
情報社会の進む中、そんな浅はかな親は少ないと思いますが。

中学受験をせず、必要十分な家庭学習にトンビママがかけた書籍代・習い事の合計金額は、小学校6年間で約10万円です。詳細は後日、学年別に記載します。

小学生のうちに家庭学習の仕方を身に着けている方は、中学の勉強は難しくありません。
そして中学受験をせずに高校受験を迎えるご家庭。まずは中学校のリズムになれる事が必要です。

東大・医学部が届く進学校を目指すには、中学3年生からの通塾でも十分です。慌てて入塾する必要はありません。中学3年生の1年間で100万円弱の通塾費が必要になるかも知れません。都立御三家でなければ、通塾すら不要です。

まずは中学1・2年生で教科書を100%使いこなすことが必要です。高校受験に向けての勉強法は、近日改めて記載いたします。

続きはVo.2では、思春期、多様性の観点から中学受験と高校受験を比較します。
アクセスの多い記事を分析し、更新するテーマを決めます。

2018年6月10日日曜日

全国統一テストで蛙と知る

【四谷大塚の全国統一小学生テストを終えて】
試験を終えて、想定通り高得点を取れた子供もいれば、勉強の割に得点を下回った子もいると思います。
「うちの子は地頭が良い」と勘違いし、基本問題を疎かにし、「トップレベル問題集」や「ハイレベル問題集」に没頭し、小学校で身に付ける基本問題が出来ていない子もいたと思います。公文一筋で来ていた子供も思考力が育たず、得点できなくなる時期です。(前回記事:「塾歴社会への招待状」を参照)


【反省が筋違いな親】

辿り着く原点は、小学生の四則計算、読み書き・漢字の反復学習です。6月の試験は各学年の前半分、11月の試験は各学年の後半分ですから、少し先取り学習が必要となるには違いありません。

家庭学習のママ塾、パパ塾の多くが陥る間違い。自浄作用がないので、改善が難しいです。特に母親に素養がないと、様々は言い訳というか、自分への説明を考えます。「遊ぶ時間が増えて、勉強時間が足りない」「そもそも勉強時間を増やす時間だ」と的はずれな反省文が巷に溢れています。

T大医師夫は佐藤ママの「受験は母親が9割」に賛同する点が多いようですが、四谷大塚の全国統一小学生テストは「母親力」への点数付けではと言います。



そろそろ自覚しましょう。蛙の子は蛙、それも井の中の蛙なのです。「地頭が良くない」のです。超進学校や東大医学部に行けば、歯が立たない天才の存在を間近に分かります。
そして、神童らも年齢にしては才能溢れているだけということで、社会的経験値はない、ただの子供だということも知っています。

親が地方出身者で東大一般学部である場合、子供もできるはずと勘違いすることから悲劇が始まります。

学校の勉強+家庭学習では、学習塾カリキュラムで順調な塾生に追いつきようがありません。通塾しても成績が伸びないクラスメートと競い、「通塾は意味がない」「自分の子は地頭が良い」と勘違いするのは、愚の骨頂です。

成績に関し、小学生までは一緒に時間を過ごす母親の影響を受けやすく、中学生以降は父親の肩書・背中の影響力が増してくると言われます。

【失敗から学ぶべきこと】

教育費が跳ね上がる御時世で、無料テストは一般家庭にもありがたいです。受験生の一部が塾生になることを期待しての価格設定であり、塾歴社会への招待状です。小学校1年~高校3年まで、年に2回全て無料です。

今回の無料テストで精神的なダメージを受けた方には、通塾をお勧めします。家庭学習の歪が生じ、ママ塾だけでなく勉強自体への嫌悪感が芽生え始めているかも知れません。
うちは結果の善し悪しに全く関心がありませんでした。あくまで習熟度の確認と割り切っていたからです。

全国統一小学生テスト以外に、合否判定テストや、その他の塾のテストを受ける回数を増やそうと思う方、冷静になり再考して下さい。

中学受験をする子と、模試で張り合うのは不可能です。最終的なGoalが大学受験であれば、その年齢に見合った重点的な科目があります。中学受験をしないと決めたのであれば、小学生としての基礎学力がついたのか、確認し、弱点の補充さえ出来ればよいのです。


【中学受験を知らないママ塾は不可能】

塾によりスタイルは異なりますが、代表的な四谷大塚を例にします。

テキスト「予習シリーズ」を自宅で「見て」「読み」Inputし、翌日に独学では見落としがちな事項を塾で重点的に「聞いて」「書いて」Inputを補充します。その復習ノートを「読み」、知識定着のための問題を「書いて」Outputします。

そして週テスト、この短時間の集中が最も知識が定着を促すOutput時間であり、終了後に解説集を「読み」こんで完成します。
1ヶ月後には4週間分のまとめテストに向けてInputとOutputを繰り返し、3ヶ月後には季節講習で12週間分の総復習がされます。

スパイラルシステムなので、小4で習った範囲を小5で上書きし再復習。小6から総復習・総合演習なのです。
カリキュラムに沿えば、エビングハウスの忘却曲線に沿い、誰もが高いレベルに到達できます。
成績が伸びない子は、目の前の課題のみに集中できず、市販の問題集に目がゆく親を持つ子です。

確かに予習シリーズの内容は「自由自在」に凝縮されていますが、その学年に応じた内容、その上書き発展学習へのつなげ方、予習シリーズの完勝です。

地方国立から東大一般学部へ行った親は、中学受験に向かう子供の成長曲線を知らず、「ハイクラス問題集」「トップクラス問題集」「自由自在」、少し塾に見習おうと「塾技」に手を出し、失敗します。その頃には勉強嫌いな子供の完成です。


【出すぎた杭は打たれない】

うちは中学受験しないので、基本学力の確認と弱点補強と割り切っています。親の手元にいるときの勉強におけるGoalは大学受験と考え、小学生のうちは四則計算、読み書き・漢字の反復復習で高い国語力を身につければ十分と思っています。

子供たちが勉強が面白いと感じる環境づくりに徹底していました。トンビママの意図的な先回りです。(「東大医者夫の厳選本棚-小学生編」参照)
子供たちが全員読書が大好きで、東大医者夫からみても成績も十二分とのことです。

最近はクリック・要望の多かった大学受験編を中心に更新していますが、中学受験編もクリック数に応じてUpしていきます。

東大医者夫の王道英単語帳

【本ブログの紹介】 中学受験と大学受験の王道に関し紹介 していきます。 トンビママの子供たちは家庭学習を通しての中学受験ですので、王道ではありません。夫も独学で開成中を軽くのりこえましたので、その記録です。(詳細は「 自己紹介 」を参照) 諸都合でしばらく更新中断します...